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日本は建てては壊し、また造るという住宅スタイルなので、海外のような趣があるというか、雰囲気のある集合住宅や戸建は少ないです。

でも都内の中心辺りには当時高級設定で造られた建物が多く現存しているようです。

外観好きな僕はこのような建物をみると、どんなディティールなのかワクワクしてしまいます。

まず初回は「和朗フラット」1935年竣工

1番館(空襲で焼失)と1号館から4号館の計5棟あり設計は上田文三郎氏

住所は港区麻布台3-3-26

通称スペイン村やフランス長屋ともいわれております。

内部は建物を生かしてリフォームをしているようです。

当時では珍しかった洋式トイレやスチーム暖房など氏がアメリカのコロニアル形式を参考にしつつ、理想を形にした集合住宅ではないでしょうか。

現在は3棟のみ残っていて著名人も住んでいたことから、賃貸でも大変人気があるようです。実際行って見ると各部共にかなり寂れていますがオーラを放ち今を生き抜いている感じでした。

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何度も塗り重ねられた木製の扉。さらにホコリが堆積、怪しくたたずむ昭和初期の建造物。
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