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お手入れが終わり発送を待つCH33 TEAK。
新年に入りスタッフ共々昨年末入荷商品のお手入れに励んでいます。
こちらのチェアーはデンマークでレザーを張り替えてあるものを送ってもらいました。
お客様にはフレームを磨き、仕上げて、座面は来た状態で購入していただきましたが、どうも仕上がりに納得がいきません。座面を一度取って下地をやり直すことにしました。
案の定。元生地の上にレザーをつけてあり、それも生地は一部破けていました。
古い生地をはがしてみるとウレタンも痛んでいました。こうなると全部やり直しです。いつも思うことだけどメンテナンスに対する感覚が日本と海外では違いが大きくあるように思えます。
こちらのCH33は下地に藁を使っている初期のタイプでした。一度すべて取り除き、藁廻りにあるフェルトと藁の混合下地を調整。間に1枚目のウレタンを張ります。山を付けるウレタンをもう一枚。そして今度は廻り縁を覆うウレタンを張り最後に仕上げのウレタンを裏面5mmほど覆うように張る。薄いウレタンを4枚ミルフィーユ状に張り合わせ形をつくり、最後にレザーを張りますが、レザーは伸びがあるので一度仮置きして放置して、4方留めてまた放置。大体伸びたら全部を打ちつけ最後にあまった部分をカットして完成。
仕上げに保湿クリームを塗りこみ数時間してから梱包→発送。
向こうでやってもらうとこのように余計な作業が出てくるので出来るだけなんにもしないでほしいとお願いしています。
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